優しさに飢えすぎてるみたい
もうずーっと思い出せない顔ばかり考えている。
終わらせたのは私なのに。
しかも、一度3時間程一緒にご飯を食べただけやのに。
薄い唇と指、メガネについた汚れ、うなじ、上着の柄、ジーンズの太さ、アイボリーのコンバース。
彼は元気だろうか。
きっとなんにも変わらないんだろうな。
また同じ会社の婚活パーティーに来ないかな。
私はなんでこんなに忘れられないんだろう。
会っているときは、
わたしはこの人の顔を好きになれるかなとか、
わたしも話すより聞く側の人間だからしんどいな、また会うのかなぁとか色々思ってたのに。
こんなんが婚活パーティーでカップリングして、終わる度に積もっていくのかな。
それは精神的に大丈夫なんだろうか私。
でも多分優しさに飢えすぎている。
私は男性の優しさに飢えすぎているのだ。
今日そう思った。
会社帰りの同い年の上司と偶然コンビニで出会って、笑顔で手を振られただけでわたしは舞い上がっていた。
多分誰でもいいんだ私は。
成長していない。